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STLデータの概要

データの大きさと粗さの関係

STLデータは自由に3次元形状が表現できる反面、データの大きさは他のCAD/CAMのデータと比べて、かなり大きなものになってしまいます。大きなデータはCAD/CAM上では、ハンドリングや計算処理に時間が掛かり、パフォーマンスに大きな影響を及ぼします。

STLデータは、他の3次元データと異なり、ユーザーが自由にデータの大きさをコントロールできる(データの粗さを変える)3次元データですので、これを上手く活用して、最適なデータを作成することが可能です。

STLデータのデータの大きさは、三角パッチの大きさと表面積の関係で決まります。小さな製品を大きな三角パッチで構成した場合は、データ量は小さいですが、形状は崩れてしまいます。また、大きな製品を細かい三角パッチで構成した場合、膨大なデータ量になってしまいます。

STLデータの密度をコントロールする場合は、形状の大きさ(表面積)と三角パッチの大きさを検討して、密度をコントロールする必要があります。
一度形状が崩れてしまったSTLデータは、元に戻すことができないので、注意が必要です。

また、密度が粗すぎるデータは、CAD/CAM内の画面上でも確認できますが、CNC加工をするとはっきり粗さが出てしまいます。(金属を加工するとポキポキ折れた、ミラーボールのようになってしまいます)
曲率の高い部分は、比較的分かりにくいですが、低い(ゆるい)部分ほど出やすくなってしまいます。
なってしまうと、磨いてもなかなか修正できるものではありません。STLデータで製品の意匠面を構成する場合は、形状と密度のバランスを確認しながら、データを作成することが重要です。

STLデータサンプル1形状は同じですが、右と左はデータの量(粗さ)が違います。右(粗い)、左(細かい)
STLデータサンプル2このデータの状態は、CNC加工をするとはっきり出てしまいます。
STLデータサンプル2三角パッチの密度が荒い状態です。曲面が折れてしまっています。データ量は小です。
STLデータサンプル2三角パッチの密度が詰まっている状態です。滑らかな曲面が表現できますが、データ量は大です。

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